やる気を引き出すということ

 日々、教室で授業をしていると、生徒たちの「声」がよく聞こえる。子どもであるがゆえに、気負うこともなく、無防備に本心をさらす生徒も多い。そんな本心の声に対しては、もちろん、私も誠実に向き合って、誠実な声掛けをしているつもりである。

 生徒たちは十人十色であるがゆえに、私たち講師も、その声掛けにはさまざまな角度からアプローチしながら信頼関係を構築するように努めている。褒めることもあれば、叱ることもあるし、ともに笑うことも多い。塾の講師とは、実におもしろい仕事である。

 「テストが終わったからさ、先週から1分もベンキョーしてないよ。」

 

 「・・・。」

 

 「何か、やる気がちょっとでないんだよね~。」

 

 「・・・そう言えば、第一志望の高校は、〇〇高校でいいんだよな?」

 

 「はっ? 絶対ムリだし。アニキと同じ高校なんて絶対ムリ。もっと上の高校行くし。」

 

 「はっ? 寝言は寝てから言いたまえ。先週から1分も勉強していない君に、もっと上の高校なんて狙えるわけないじゃん。」

 

 「でもさ、今回の期末試験は頑張ったよね?」

 

 「そうだね。今回の期末は、まあ、よく頑張った方だね。でも、高校入試は、試験のレベルが違う。」

 

 「今から勉強しないと間に合わないかな?」

 

 「そりゃ、そうだろ。すでにスタートしている生徒たちもいるのに、期末が終わったからって、のんびりソファに座って、ワールドカップ見てコーラ飲んでるようじゃ、ダメだね。」

 

 「ワールドカップ見てないし、コーラも飲んでないし(笑)。」

 

 「・・・(笑)。でも、勉強してないんだから高校入試に対応できないという点では意味が通るだろ?」

 

 「今から何すればいい?」

 

 「何をすればいいと思う?」

 

 「まず、理科と社会の基本を覚える。授業終わったら、一時間残って数学の宿題をやる。帰ったら英単語もやらなきゃ。」

 

 「そうだね。やることがたくさんあるじゃん。」

 

 「ヤバいね。やること多い! 今日からやろう!」

 

 

 教室で生徒たちと対峙しながら授業をおこなっていると、等身大の生徒たちの本音ばかりが耳に入る。性格や個性がみんなバラバラだから、我々講師も、生徒によってかける言葉が変わってくる。生徒たちの「やる気」を引き出すためには、その生徒のどのポイントを刺激するか、と考えながら話を展開する必要があると私は考えている。人間相手の仕事であるがゆえに、面と向かって誠実に応対することが大切だ。

 

 時には、いじわるな役回りを演じなければならないのが辛いところである。

 性格が温厚で、誠実な私にはストレスフルな役回りであるが、生徒たちのために頑張ろう!

 

 

 えっ? いい人ぶるなって? 

 ・・そんなことはないよ。塾長は天地神明にかけて「良い人」なのだよ。ハハハハ。さぁ、夕陽に向かってレッツゴー!

 

 

 

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